2025年05月26日(月)
寺子屋スータ [第6期]
2018年に石牟礼道子さんの『苦海浄土』からはじまった寺子屋スータも、第6期目に入ります。今年は、森崎和江さんの炭鉱の女性たちについての作品に学びます。レヴィ=ストロースやインゴルド、グレーバーといった、人類学の理論的な本をぐるっとめぐったあと、もう一度、原点に回帰して、女性たちの視点から「近代」という問いを一緒に考えてみたいと思っています。<講師・松村圭一郎さんより>
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「スータ suuta」とは、オロモ語* で「ゆっくり」を意味することばです。文化人類学者・松村圭一郎さんナビゲートの下、一冊の本を読み、語らいながら、講師と受講生がともに考え、学び、感じる時間「寺子屋スータ」。第6期は、松村さんの講義約120分×全5回のコースです。受講方法は、①店頭で対面での受講【満席】、②オンラインでの受講 の2種類からお選びください。全講義終了時には課題レポート提出があります。
オンライン受講の場合は、Zoomを使用して開催します。ご参加にはインターネット環境が必要です。Zoomのアプリをお持ちでない方は、こちらよりダウンロードできます。(注:ダウンロードについては、参加者各自で行ってください)
*注 オロモ語:エチオピア最大の民族オロモ人の言語
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[講座概要]
定 員:⓵対面でのご参加 6名 【満席】 ②オンラインでのご参加 10名
期 間:2025年5月~11月(全5回)
時 間:19:00~21:00
受講料:25,000円 + テキスト代 4,840円
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[スケジュール]
5/26(月) 第1章前半(~マンスデ芸術団)を読んで参加
6/23(月) 第1章後半
7/14(月) 第2章
9/29(月) 第3章前半(~死霊)
11/17(月) 第3章後半
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[テキスト]
『精神史の旅2 森崎和江コレクション 地熱』 森崎和江 著/藤原書店/3,960円
『まっくら』森崎和江 著/岩波書店/880円
注:
①テキストの到着が遅れております。4月末~5月初旬頃、入荷次第のお渡しとなります。ご了承ください。
②テキストのご配送を希望される場合、別途送料がかかります。
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[お申込み方法]
スロウな本屋まで、メールにてお申込みください。
1)件名「寺子屋スータ」、本文に ①お名前 / ②ご住所 / ③お電話番号 / ④受講方法(対面/オンライン)
/ ⑤書籍のお受取方法(ご来店/ご配送) / ⑥応募理由(50字程度) をご明記の上、info★slowbooks.jp(★を@に変えてください)宛に送信してください。
2)当店からの返信をもって、ご予約確定となります。返信メールが迷惑メールフォルダーに入ってしまうケースが頻発しておりますので、必ずご確認ください。
3)キャンセルの場合、参加費の返金はありません。なんらかの事情でイベント開催ができなかった場合、ご返金いたします。
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[講師プロフィール]
松村圭一郎(まつむら・けいいちろう)
1975年熊本生まれ。岡山大学大学院社会文化科学研究科/岡山大学文学部准教授。専門は文化人類学。エチオピアの農村や中東の都市でフィールドワークを続け、富の所有と分配、貧困や開発援助、海外出稼ぎなどについて研究。著書に『文化人類学 ブックガイドシリーズ基本の30冊』(人文書院)、『うしろめたさの人類学』(ミシマ社/第72回毎日出版文化賞特別賞受賞)、『文化人類学の思考法』(共編 世界思想社)、『これからの大学』(春秋社)、『はみだしの人類学』(NHK出版)、『働くことの人類学』(共編 黒鳥社)、『くらしのアナキズム』(ミシマ社)、『小さき者たちの』(ミシマ社)、『旋回する人類学』(講談社)、『コモンの自治論』(共著 集英社)、『所有と分配の人類学』(筑摩書房)、『人類学者のレンズ』(西日本新聞社)など。