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野生の思考

2021年05月21日(金)

【満席/受付終了】寺子屋スータ [第3期]

 

 

満席/キャンセル待ちも含め、全ての受付を終了しました。多数のご応募、ありがとうございました。

 

 

レヴィ=ストロースの『野生の思考』は、私が文化人類学を学びはじめて以来、もっともくり返し手にとり、読みなおしてきた本です。それは何度読んでも簡単には理解できないから。すぐにわかるのは「難しくてわからない」ということ。そしてその「わからなさ」の奥に、これまで考えたこともない何かが書かれてありそうだ、ということです。『野生の思考』は「未開社会」を研究する学問としてはじまった文化人類学の思考のひとつの極地かもしれません。私も理解できていない本を、みんなで知恵をしぼりながら、ゆっくり読み進めていきましょう。
<講師・松村圭一郎さんより>

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「スータ suuta」とは、オロモ語* で「ゆっくり」を意味することばです。文化人類学者・松村圭一郎さんナビゲートの下、一冊の本を読み、語らいながら、講師と受講生がともに考え、学び、感じる時間「寺子屋スータ」。第3期は、松村さんの講義と、受講生のみの読書会形式とのハイブリッドな組み合わせでお届けする約120分×全10回のコースです。最終回終了後には課題レポートも。

このイベントは、Zoomを使用して開催します。ご参加にはインターネット環境が必要です。Zoomのアプリをお持ちでない方は、こちらよりダウンロードできます。(注:ダウンロードについては、参加者各自で行ってください)

*注:オロモ語
エチオピア最大の民族オロモ人の言語

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[講座概要]

定 員:15名
期 間:2021年5月~12月(全10回)
時 間:19:00~21:00
受講料:20,000円 +テキスト代 5,280円 (別途、課題レポートをまとめた文集制作代1500円程度がかかります)

注:
「学割優待枠」を設けています。詳細はスロウな本屋までお問い合わせください。
・応募者多数の場合、読書会形式の日程を調整させていただく可能性があります。

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[スケジュール] ☆印:松村さん講義日

5月21日(金) 第一章 具体の科学 / 第二章 トーテム的分類の論理 ☆
6月11日(金) 第三章 変換の体系
7月 9日(金) 第四章 トーテムとカースト
7月16日(金) 質問の日 ☆
8月20日(金) 第五章 範疇、元素、種、数
9月 3日(金) 第六章 普遍化と特殊化
9月10日(金) 質問の日 ☆
10月15日(金) 第七章 種としての個体
11月12日(金) 第八章 再び見出された時
12月17日(金) 第九章 歴史と弁証法 ☆

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[テキスト]

9784622019725_600

『野生の思考』
クロード・レヴィ=ストロース 著 大橋保夫 訳 みすず書房 刊 5,280円(税込) ご配送の場合送料210円別途

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[お申込み方法]
スロウな本屋まで、メールにてお申込みください。
1)件名「寺子屋スータ」、本文に ①お名前 / ②ご住所 / ③お電話番号 / ④書籍のお受取方法(ご来店/ご配送)) / ⑤なぜ受講しようと思ったのかひと言(50字程度)  をご明記の上、info★slowbooks.jp(★を@に変えてください)宛に送信してください。
2)当店からの返信メール(受信設定にご注意ください)に記載の口座宛に参加費をご送金ください(お近くの方は、店頭でのお支払い可)。ご入金確認後、イベント当日のURLをメールでお知らせします。
3)キャンセルの場合、参加費の返金はありません。なんらかの事情でイベント開催ができなかった場合、ご返金いたします。

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[講師プロフィール]
松村圭一郎(まつむら・けいいちろう)
1975年熊本生まれ。岡山大学大学院社会文化科学研究科/岡山大学文学部准教授。専門は文化人類学。エチオピアの農村や中東の都市でフィールドワークを続け、富の所有と分配、貧困や開発援助、海外出稼ぎなどについて研究。著書に『所有と分配の人類学』(世界思想社)、『文化人類学 ブックガイドシリーズ基本の30冊』(人文書院)、『うしろめたさの人類学』(ミシマ社/第72回毎日出版文化賞特別賞受賞)、『文化人類学の思考法』(共編 世界思想社)、『これからの大学』(春秋社)、『はみだしの人類学』(NHK出版)など。

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