2016年06月05日(日)
はかれないものをはかる
工藤あゆみさん『はかれないものをはかる』を楽しむ会。
美しい本が生まれるきっかけとなったのは、
その前作『Giromondo di Ayumi(あゆみの世界一周)』。
貴重なその作品(オフィシャルHPのトップにある、この作品!)を見せていただきながら、
お話ははじまりました。
ここから、『はかれないものをはかる』へとつながっていく経緯。
ふんわりやわらかで、繊細な印象の本書が、
実は、ヨハネの黙示録の中の一節からヒントを得て生み出されたという、
思いもよらなかった作品の背景を伺いながら、
ことばが紡ぎ出され、一枚一枚の絵が生まれるまでに費やされた時間、
そして、工藤あゆみさんのピュアな想いに、深く魅了されていきました。
最新作『今日は自習にします』も見せていただきながらの1時間。
ふんわりおっとり、しなやかでいて、一本芯の通った工藤あゆみさんの生きざまから、
数字では表わされなくとも、確かにある物事の本質を感じ取ることの意味を、
教わったように思いました。
学校では、誰も教えてくれなかった!
アーティストブック『はかれないものをはかる』。
ドキリとさせられる絵とことばは、 工藤あゆみさんが見せてくださる、鏡に映った自分。
今日の自分は、どんな自分だったでしょう。
工藤あゆみさん、すばらしいお話をありがとうございました。
これからも更なるご活躍、お祈りしています。
(撮影:ハタノエリ)