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うちだ

2020年08月07日(金)

『原野の返事』オンライントーク+ちょっと朗読

詩人ウチダゴウさん。長野を拠点に、詩的な感性と独自の視点で、詩の執筆・朗読とグラフィックデザインを行うスタジオ「してきなしごと」を主宰されています。詩集『原野の返事』刊行を記念して、トークイベントを開催します。収録作品を数編朗読するとともに、スロウな本屋店主とのトークも。本書刊行に込められたウチダさんの想い、以下にご紹介します。

「詩が、子どもたちにできること。」
一見裕福に思える日本にも、災害や貧困、過疎、家庭環境など、様々な要因によって、自らを開花させる機会さえ得られない子どもたちが多くいます。あるいは、十分な環境が整っているにもかかわらず、小さな小石に躓いたことで、自分の可能性を自ら虐げ、投げやりな日々を過ごす、子どもたちの瞳や声や姿を、時代の端々に感じることがあります。偶然にも遭遇した環境によって、その機会すら摘まれてしまうこと、そして、自ら諦めてしまうことは、彼らの人生にとっても、世界の未来にとっても、あまりに惜しい。してきなしごとの開業以来、詩を通じて、しかし、ただの表面的なエールではない、実効的な方法で、さらに、ぼく自身だけでなく、ぼくの詩を好いてくれる皆さんも巻き込んで、こうした子どもたちに寄与することはできないか、ずっと探していました。

2020年4月、してきなしごとは、開業10周年を迎えました。その記念すべき年に出版する、詩集『原野の返事』、詩集『空き地の勝手』の売上から、1部につき100円を、“どんな環境に生まれ育った10代も、未来をつくりだす意欲と創造性を育める社会を目指す” 認定NPO法人カタリバに寄付します。皆さんが詩を楽しむことで、子どもたちの可能性を守り、切り開くことができる。今回の2作品に限らず、この循環を、してきなしごとの作品を通じて、これからも創ってゆけたらと考えています。

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日 時:8月7日(金)20:00 – 21:00
参加費:書籍代『原野の返事』2,200円(税込)
会 場:YouTube Live(限定公開)

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<お申込み方法>
ご配送/ご来店のいずれかで承ります。

●ご配送の場合
オンラインショップページより、お手続きをお願いいたします。ご入金の確認後、書籍と当日のURLをお送りします。(送料が別途210円かかります。発送予定:8/1~2頃) → 

●ご来店の場合
1)メールの件名に「原野の返事」、メール本文に ①お名前 / ②ご住所 / ③お電話番号 をご明記の上、info★slowbooks.jp(★を@に変えてください)宛に送信してください。
2)「予約完了」の返信をいたします(メールの受信設定にご注意ください。3日以上経っても返信が届かない場合はご連絡ください)。
3)8/1(金)~7(土)の期間中に、ご来店の上、書籍をお受け取りください。お支払い完了後、当日のURLをお知らせいたします。

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<プロフィール>
ウチダ ゴウ  詩人・グラフィックデザイナー
1983年、広島生まれ。立教大学にて法学を専攻。卒業後、10代から書き続けていた詩をもとに、単身、詩の活動を開始。自身の活動に必要だったフライヤーのデザインを自ら始めたこと、詩の感性をもとにコピーを書かないかと誘われたことがきっかけとなり、同じ頃から、コピーライティングや広告デザインを手がけるようになる。現在では、ロゴから名刺に至るまで、ブランディングも兼ね備えたディレクション・デザインを手がける。
2009年冬、長野県松本市に移住。自宅の一室にて、詩とデザイン「してきなしごと」を開業。まつもと市民芸術館の季刊誌『幕があがる』への詩の連載を皮切りに、詩の執筆・寄稿、詩集の出版を始める。その後、紙雑貨や衣類などへの商品化、ドローイングを中心としたアートワークなど、「詩」の概念を広くかつ柔軟に捉えた、制作活動へ。全国各地で、個展・朗読会を開催・出演。近年では、英国・スコットランドをたびたび訪ね、現地で執筆や朗読、個展を開催している。
「詩人」という出発点と、「独学」という経緯を生かした、独創的な制作・創作を得意とする。2018年、同県安曇野市に、自宅兼アトリエをデザイン・建設。併設のギャラリーでは、イベントや企画展を開催する。2018年から、雑誌『nice things.』の巻頭にて「詩めくり」を連載(2020年3月休刊、秋復刊予定)。

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