名作揃いの岩波少年文庫の中から、一冊を宣伝紹介する「今月のふくてんちょー」。4月は、秋山朋香さん(小学5年）が担当いたします。選んだ本は、『とぶ船』。ピーターはある日、うす暗い小さな店で古い小船を手に入れました。それは、なんと魔法の「とぶ船」。ピーターたち4人きょうだいが、この船に乗って、エジプトやウィリアム征服王時代のイギリス、北欧神話の世界へと冒険旅行に出かける物語です。

今回、ふくてんちょー史上はじめての「上・下巻」セットでのご紹介。ご家族の方が心配して「上巻だけにしておく？」と問いかけたところ、「そんなことしたら、戻って来れなくなるでしょ！」と、きっぱり。トモカふくてんちょー、さぞや船旅を愉しんだのですね。

さらに！　ポスター以外にも巨大な船が建造されております。周囲の緑色の線は、畳の縁。どれだけ大きいか、おわかりいただけるでしょうか。

巨大な船を裏返すと、あら！　なかなかやってくれます（笑）。しかも、よくよく目を凝らしてみると・・・！？

文字の部分に誰かいる！　ちっちゃいひとが、いっぱい掻かれているんです。でもこの船、上からつりさげたら、この小さいひとたち、ちゃんと見えるかなぁ。焦る店主を横目に、トモカふくてんちょーから、さらにこんな指令が。

封筒の中には、白い紙片がぎっしり。自分の絵を描いて、一緒に船の旅に出ましょうという訳です。トモカふくてんちょー、実は先月のユイコふくてんちょーに続いてふたりめの「いもうと」ふくてんちょーさんです。昨年3月のミヅキふくてんちょーの活躍ぶりを見て、今回の挑戦となりました。子どもから子どもへ、うれしい連鎖！

トモカふくてんちょーと共に旅する一か月のはじまりです。『とぶ船』いざ、出発！