2020年08月01日(土)
8月のふくてんちょー
小学生がお気に入りの岩波少年文庫を1冊を紹介&宣伝する「今月のふくてんちょー」。8月は、ふくてんちょー史上初! 2名同時に着任いたします。木多蓮くん、そして木多宥くん。ふたりとも小学5年生、双子です。ふたりがそれぞれ今回選んでくれたのは、蓮ふくてんちょーが『トム・ソーヤーの冒険』上・下巻、宥ふくてんちょーが『宝島』。
蓮ふくてんちょーが、本書を選んだ理由は? 「冒険ということばに興味をひかれた」こと。そして、好きな本が「はやみねかおるさんの『都会(まち)のトム&ソーヤー』で、原作かな?と思った」こと、なんだそう。読み比べたら、どうだったんでしょうね。いつか聞いてみよう。
『トム・ソーヤーの冒険』で気に入っている場面は? 「2つあって…。トムがハックとジョーと一緒に海賊ごっこをして、自分で持ってきた食料でサバイバルするところ。もうひとつは、インジャンジョーの所で見つからないようにやり過ごすところ。ハラハラして考えさせられるから」
続きまして、宥ふくてんちょーにも伺います。『宝島』を選んだのは、どうして?
「もともと知っていたから、もう一度読んでみようと思ったから。海賊や宝物、冒険など、興味をひくものがあったから」ふむふむ。ポスターにも「ワンピース、ジブリ、ディズニー、すべてのおおもとが宝島です」って書いてくれてます。
『宝島』の好きな場面は? 「ハラハラするシーンがいくつもあって、まるで自分が登場人物になって、その場にいるように感じられるところ。例えば、船長の宝物を持ったジムと母が橋の下で追っ手をやり過ごすところや、宝島の草むらで、シルバーが味方の水夫を殺すところを見てしまったところ」
ポスターも、それぞれ細やかに描かれていて、見所たっぷりです。双子って、なぜか何もかも似ているような勝手な思い込みがありますが、実のところ、どうなんでしょう。それぞれに相手のふくてんちょーについて「他己紹介」してもらいました。
まずは、宥ふくてんちょーから見た「蓮ふくてんちょー」像は? 「将来、プロゲーマーになりたいそうです(ぼくは大工です)。ぼくと一緒で本を読みますが、好みがちがいます。ぼくは『デルトラクエスト』や『バーティミアス』のようなファンタジーが好きだけど、蓮は『都会のトム&ソーヤー』や『ぼくらシリーズ』など、現実的な話が好きです。でもふたりとも好きなのは『ドラゴンラージャ』で、似ているところもあります」
蓮ふくてんちょーから見た「宥ふくてんちょー」は、どんなひと? 「背が高い。『なんかあぁー、知らんけどなぁー』が口ぐせ。アニメで見たものをすぐパクる。おこる。生き物を殺さない(やさしい)。虫も含む。たとえば、腕にとまった蚊をたたかないで見逃す。血だけ与える。大工が夢」
愉快で頼もしいふたりのふくてんちょーと、愉しい冒険の夏がはじまりそうです。応援、どうぞよろしくお願いします!
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8月8日 ふくてんちょーミッケ!が、はじまりました。墓場 や、宝箱 もあります。
8月16日 店内が海に!?
8月22日 クイズが出題されました!