2017年08月02日(水)
8月のふくてんちょー
岩波少年文庫の中から1冊を選び、1か月間宣伝&紹介する「今月のふくてんちょー」。8月は、きぬがさ まい さん・小学2年生が担当します。なんと、ふくてんちょー史上最年少のふくてんちょーさんです! オススメの一冊として選んだのは、『エーミルはいたずらっ子』。
天使のようにかわいい・・・はずのエーミルは、とてつもないいたずらっ子。次々に巻き起こすすっとんきょうなゴタゴタぶりを、ユーモラスに描いた物語。作者は、『長くつ下のピッピ』でお馴染み、アストリッド・リンドグレーンです。
小学2年生で、岩波少年文庫を読んでしまう、マイふくてんちょー。これまで、いったいどんな風に本と接してきたのかなぁ、とご家族に伺ってみましたら、「寝る前に毎晩絵本を読んできただけですよ」とのこと。今では、2週間に一度、図書館に通っては目いっぱい借りてきて読む、を繰り返しているそうです。いやはや、年齢で読める・読めないを線引きしてはいけないのだなぁ、と気付かされます。
400冊を超える岩波少年文庫、本によって難易度も様々ですが、マイふくてんちょーが選んでくれたこの本、それほど文字もぎっしり詰まっている訳ではなく、挿絵も豊富なので、最初の一冊としても、なかなかよさそうです。なにしろ、エーミルのいたずらっぷりはすごいのです。読みはじめると、続きが気になって仕方ありません。
絵が得意だというマイふくてんちょー。緻密な切り絵で、大好きな場面を再現してくれています。
ディスプレイ用にと、エーミルが愛用する「ぼうし」と「鉄砲」も、チクチク手作りしてくれました!
お買い上げの方には、マイふくてんちょー特製しおりを差し上げます。花の切り絵も、もちろんマイふくてんちょー自作!
2017年の夏休み、『エーミルはいたずらっ子』で、岩波少年文庫デビューに挑戦してみるのも、いいですね。小学2年生のマイふくてんちょーが、小さなひとたちの読書スイッチ、ポンと押してくれるかもしれません。