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2016年03月06日(日)

『かえるふくしま』

緑色の、鮮やかな青色の、岩と同色の、いろんな色のカエルたち。
田んぼでスイスイ泳いでいたり、
水辺でじっと何かを見つめていたり、
木の上で産卵していたり。

美しいカエルの写真が目を引く、写真絵本『かえるふくしま』。
3.11以降、変わり果てた福島の地で、
カエルの姿を追い続けた、ひとりの男性がいた。
地元新聞社報道カメラマン、矢内靖史さんだ。

ひとがいなくなった土地で、消えていくカエルもいる。
汚染土が入った青い土のうの間で、暮らすカエルもいる。
カエルの目に、この世はどのように映っていることだろう。

タイトルの『かえるふくしま』には、
ひとが故郷に「かえる」こと、
福島が以前の姿に「かえる」こと、
そして、福島を「かえる」ことの願いが込められている。

 

『かえるふくしま』
矢内靖史 写真・文 / ポプラ社

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